先ほどの作業で、Emmetモードの準備が整ったので、効率的にコーディングするためにEmmetモードの機能について順番に解説します。
例えば、以下のようなベースとなるHTMLファイルを作成するとします
<!doctype html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8"/>
<title>Document</title>
</head>
<body>
</body>
</html>
これを、普通にコーディングするとなると、シフトキーを押しながら、< のキーをタイプして、その後、シフトキーを押しながら、!のキーを入力して・・・という感じでそれなりのキーをタイピングする必要があります。
Emmetモードを利用すると
html:5
とタイプして、コントロールキーを押しながら、e のキーを押すとhtml:5という部分が、以下のように変換されます。
<!doctype html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8"/>
<title>Document</title>
</head>
<body>
</body>
</html>
というのが基本操作になります。ユーザインタフェースのカスタマイズの場合には、すでに出来上がったものを修正するとはいえ、それなりにマークアップタグを入力しないければいなくなるため、こういう便利機能を積極的に利用しましょう。
実際にありそうな状況を想定して、Emmetモードを活用して効率的にコーディングする方法をいくつか紹介します。
例えばcontainerという名前のid属性が付与されてるdivタグを入力したい場合には以下のようにします。
<div id="container"></div>
例えばrow-fluidという名前のclass属性が付与されてるdivタグを入力したい場合には以下のようにします。
<div class="row-fluid"></div>
例えば、buttonというタグに、btnという名前のclass属性と、btn-primaryという名前のclass属性を付与したい場合には以下のようにします。
<button class="btn btn-primary"></button>
例えばcontainerという名前のclass属性が付与されてるdivタグを入力。その中にrowという名前のclass属性が付与されてるdivタグを入力。さらに、その中に、col-sm-6とcol-md-3rowという複数のclass属性が付与されてるdivタグを入力したい場合には以下のようにします。
<div class="container">
<div class="row">
<div class="col-sm-6 col-sm3"></div>
</div>
</div>
ポイント:タグを入れ子にしたい場合には、タグ名>タグ名 という形で、> を入れます。
例えばulタグにliを5個繰り返して入力するような場合には以下のようにします。
<ul>
<li></li>
<li></li>
<li></li>
<li></li>
<li></li>
</ul>
ポイント:繰り返しをする場合には、タグ名の後に、乗算を意味する* を入力して、繰り返したい数値(今回の場合には5)を入力します。
今回の資料は、以下のスライドを参考にしながら記述していますので興味ある方は以下もご覧になることをおすすめします。